ガンマ補正について
Webカメラではガンマ補正がOFFにできなかったり自由にいじれなかったり
する。「gc」をONにすることによってカメラから取り込んだ断面データに対して
ガンマ(逆)補正をかけられるようにしたのでいい値を探してください
(このソフトウェア補正は画像には反映されないので保存した画像データをImageJ等で
処理してください)。
例:Logicool V-UBQ42の場合
このWebカメラでは「ガンマ値」は1刻みで設定できる。
下のグラフは単スリットによる
回折をsinc関数の2乗でフィットしたものでソフトウェア補正は
OFFでカメラの設定値だけ変えている。2のときにまずまずの結果が
得られている
(カメラ側を3に設定してソフトウェアで若干補正するのがいいかも)。
設定値 1
設定値 2
設定値 3
設定値 4
設定値 5
(ver. 0.10でカメラ側の「ガンマ値」の読みが正しくなかったので
グラフの右上の表記が間違っています)
ちなみにガウシアンはガンマ補正しても(幅がガンマの平方根倍または
平方根分の一になるだけで)ガウシアンのままなのでチェックには使えない、
かと思ったが実際には迷光や「明るさ」設定によるオフセットがあれば
ガンマ補正によってガウシアンからずれるのでガウスビームを使っても
よかった気がしてきた。
さらに補足。Webカメラの設定における「ゲイン」と「明るさ」は
元信号をx、PCに送られてくる信号をax+bとしてa⇔ゲイン、b⇔明るさ、と対応
しているようだ。
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