: F値の制限
: 光学系の明るさに限界はあるか?
: 一般の場合
軸回転対称光学系で光軸上の点
とそれを含む微小面積要素
(法線は光軸方向)を
考え、それらは無収差で
、
に結像されているとする
(物体側の屈折率を
、像側の屈折率を
とする)。
を通り
方向の近傍の立体角
内にある光束が
上では
方向の近傍
の立体角
に対応しているとする。そのパワーを
、
のそれぞれで
見積もると
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(3.1) |
である。
、
と対応しているとすると
、
で、
、
、また像倍率を
とすると
だから
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(3.2) |
を得る。積分すると
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(3.3) |
が得られる。これがAbbeの正弦条件である。
Morinaga Makoto
平成22年7月29日